1.お仕事依頼
今回は、子ども達へ仕事を依頼しました。
仕事内容は...
「落ちてくるリンゴをキャッチ」するゲームの制作です。
上記が画面イメージの設計書です。
他にも、ボウル、リンゴ、スコアの動作を記載した詳細設計書も渡しました。
お仕事を依頼した時の反応は様々でした。
即座に「給料は!」の声には笑いました。
でも、予想もしていましたので、お菓子が報酬だと伝えました。
ちょっと、不満そうでしたが、依頼は通ったようです!!
最低限の依頼内容は「ボウルを左右に動かす」までです。
2.ゲーム内容
今回の課題プログラミングは、子ども先生(小5)に作ってもらいました。
上記の動画がそのゲームです。
まずは、子ども達にゲームで遊んでもらいました。
退屈そうだった子にも笑い声が!
その反面「本当に作れるの?」という声もありました。
3.観察メモと発表
ただ遊ぶだけではなく、観察してもらいました。
・ボウル、リンゴの動き
・ゲームスタート時の位置
・リンゴをキャッチしたらどうなるか
・リンゴがいつ落ちてくるか
・リンゴがどのように落ちてくるか
・スコアの増え方
自分で観察するので受け身ではありません。
観察を通して、プログラミングのイメージも掴めます。
そして、メモを発表してもらいました。
自分の考えを話したくないという子もいました。
「1つでも良いので」とお願いすると「しょうがないな~」と!
最後にはみんな笑顔で発表してくれました。
それを見てるとこちらが嬉しくなりました。
本当は、このテーマで”話しあい”できたらと思っていました。
そこまでには至りませんでした。
でも、自分の意見をしっかりと伝えてくれました!
4.お仕事開始
前回授業で行ったプログラミングを復習し、いざ実践!
仕様書の手順を見ながら頑張っています。
でも、どのように作ればよいか分かない!
すぐに答えを聞いてくる子もいます。
子ども先生2人との事前会議で一番悩んだのがこの対応です。
いつ!どこまで!ヒントを出すかです。
仕事の完了ではなく、考えてもらうことが一番の目的だからです。
今回は小出しにヒントを出しました。
考えてもらう時間も設けたと思います。
でも、ヒントが少ないと投げ出す子もいました。
この方法で良かったのかは???
全員を満たす方法はないです。
更に子ども先生と良い方法を検討していきます。
5.お仕事終了
全員、最低限の仕事は完了しました(ボウル動作)
次の「リンゴのプログラミングを行いたい!」と言う子。
「もうおしまい」「つまらない」と言う子。
これも個性だし、無理強いするのも逆効果。
代わりに「自由にキャラクターをプログラミングして」と伝えました。
そしたら、俄然楽しそうにプログラミング(笑)
「それ、思った通りの動きしてる?」と質問しました。
「はい!!」と大きな声が返ってきます。
たぶん、適当にプログラミングした結果だと思います。
でも、楽しそう~
6.予定通りには・・・
子ども先生にもアイデアを出してもらい、段取りを決めました。
今回も予定通りとはいきませでした。
予定していたのは、ゲームの完成です。
達成しませんでした。
でも、予想外もたくさんありました。
・女の子が一番楽しそうだったこと
・真剣に観察した子が多かったこと
・笑顔で発表してくれたこと
どれも不評かなと思っていたことです。
プログラミングのよう杓子定規にはいきません。
学童の先生もお話しされていました。
「どうやったら興味を持って貰えるか」
「子どもだけでなく、老若男女にもいえる永遠のテーマ」
人と人、予想外があるから難しくも楽しいのかと思います。
今回も子ども達からたくさん学びました。
でも、授業はどうあるべきなのか!
宿題は残ったままですが・・・
関連ブログ