あおむしさんで、出張授業を行ってきました。
小学校6年生までの男の子6名と女の子4名でした。
授業前に何度か遊びに行きました。
そのおかげで、緊張よりも楽しみたい!という気持ちでした。
山下さん(あおむしの先生)に助けて貰いながらの授業でした。
授業の流れは以下の通りです。
・自己紹介
・「プログラミング」のイメージを質問
・(デモ)信号機 + レゴブロック
・スクラッチで遊ぼう
・まとめ
デモの内容については、前回のブログをご覧ください。
1.授業風景
まず、私のあだ名を子どもたちに決めて貰いました。
”シバッキー”と名付けてくれました!
今回はスクラッチ の体験時間を多くし、まずは楽しんで貰いました。
少しだけ基礎を伝えたら、命令を組み合わせて遊んでいました。
「シバッキーどうしたらいいと?」質問も飛び交いました!
ただ、自由すぎたかな?との感じもあります。
体験だとしても、ゴールは作って、そこまでの過程を自由にする方が良さそうです
2.話しあい
もくもくと1人でプログラミングを行うのは、いまいち。
過程を子ども同士で話しあい、思考錯誤を繰り返す授業が理想です。
でも、今回は話しあいの場をつくることはできませんでした。
「IT化で将来なくなる仕事がある」との話をしただけで終わってしまいました。
デモで信号機の過去から現在を取り上げたのは、子どもたちの将来に大きく関係すると考えてです。
たとえ、答えが返ってこなくてもいい。
みんなで考える時間が必要だし、話し合いが楽しいと感じて貰える工夫が必要です。
山下さんが授業の最後に、”感想と次回行いたいこと”を発表する場を設けていました。
子どもたちだけではなく大人も。
とても、良い取り組みだなぁ~と、真似しよう(笑)と思いました。
3.親御さんへの説明
授業内容を親御さんへ説明するお時間も頂きました。
デモを実演し、授業の意味合いをお話ししました。
プログラミングが子供たちの成長への選択肢の1つとなり得ること。
それを理解してもらうことは大事です。
希望される授業内容についてもお話を聞けました。
大変貴重な体験です。今後の活動の向上につながります。
4.出張授業の内容
授業内容については悩みが2つあります。
(1)興味を持ってもらうには?
(2)出張という形態で授業を継続させるには?
あおむしの授業で解決するヒントを頂きました。
(1)興味を持ってもらうには?
「同じパソコンなのに、プログラミングよりYouTubeを見てる方が興味を示すのは、なぜ?」
親御さんの感想です。
なるほどな~と思いましたが、明確な答えは言えませんでした。
全員が興味を持つのは無理だし、向き不向きもあります。
でも、プログラミングという知識と考え方はどの業種でも活用できると考えています。
であるならば、少しでも興味を持ってもらい、学びたいと思ってもらうよう工夫が必要です。
興味をもってもらうきっかけがゲームやYoutubeでも問題ないと考えています。
でも、子どもの人気取りだけでもダメな気がします。
このバランスを考える必要があります。
(2)出張という形態で授業を継続させるには?
どのような授業内容ならば、継続できるかを考えています。
出張授業は場所や子どもたちが毎回異なります。
これを”弱み”と捉えており、内容がなかなかイメージできませんでした。
でも、これは”画一的な授業内容”を無理やり、各施設や教室やイベントに当てはめようとしていたから。
それは、自分が楽だから・・・
例えば、あおむしさんは ”制作活動を通じて” がコンセプトの1つです。
それぞれの特色や考え方も考慮した授業内容とする。
それに、プログラミングと話し合いを掛け合わせます。
それにより、施設と子どもたちに相乗効果が生まれれば・・・理想が1つ増えました(笑)
”弱み” を ”強み”へ!
まだまだ、暗中模索状態ですが、試行錯誤してみます。
5.一緒に築く
すべてを「自分1人でやらなきゃ」という変な責任感をもって、今までの授業を行っていました。
山下さんとのお話しで、それは間違いと気付きました。
当然ながら、先生やお母さんの方が子どもたちを知っています。
それぞれの理念や教育方針もあります。
「1人でやる」は、そもそも自分の理想と異なり、矛盾しています。
みなさんと一緒に築いていく。これが絶対条件です。
それこそ、話しあいで!
6.まとめ
今回もみなさんから学び、教えてもらうことの方が多かったです。
今、行っている授業は意味があるのか?伝わってるのか?とグルグルと考えてばかりです。
でも、スクラッチを体験している子どもたちの笑顔に救われた気がします。
「2ヶ月に1回でもよいので授業を」とありがたいお言葉を頂きました。
すこしずつでも継続し、みなさんと築く。
そのように、考えを変えることのできる1日でした。
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