スリーエム ジャパン株式会社 藤丸 周一郎さんによる体験型講座でした。
ポストイット製品を活用することで効率的、創造的に会議を進める方法です。
以下の順番での講座でした。
・アイスブレイク
・ブレインライティング
・親和図法
・バタフライテスト
・ペイオフマトリックス

アイスブレイク
左隣の方の似顔絵を描き、巨大なポストイット"イーゼルパット"に貼っていきます。
普段、絵を描くことがなく戸惑いました。皆さんも「どうしよう」という感じでした。
でも、書いていくうちに楽しくなり打ち解けてきました。
このあと、各自の悩みを2つ、似顔絵の下に貼り、本日話し合うテーマを1つ選びました。
私がおこなっているボランティアこどもプログラミング教室。
このアイスブレイクは結構悩んでいるのですが、絵ならば小さい子でもOK。
むしろ、こどもの方が発想が柔らかいので、絵やラクガキは最適です。
ポストイットなら何度でもやり直せるし、思いきって書けるのが魅力ですね!!
ブレインライティング
テーマが決まり、アイデア出し(発散)で利用したのがブレインライティングです。
その方法が まさしく”目から鱗が落ちる!!!” でした。
A3用紙の上部に解決したいテーマを書きます。
その下に横3枚×縦4枚ポストイットを貼ります。これを、チーム6名全員が作成します。
各人が2分間で1行目の3枚にアイデアを書きます。絵や図を描くのもOK。
そして、一斉に隣の人に渡して、他のアイデアも参考に2行目、3行目と書いていきます。
8分間で72のアイデアが出たことになります。まずは、質より量だそうです。
ポストイットでのアイデア出しは行ったことがあります。
そのあと、他の人のアイデアと見比べて付け加えや深堀を行っていました。
でも、ブレインライティングならそれをまとめて行え、効率がよい印象でした。
そもそも1人で8分間、12アイデアは難しいです。
でも、ブレインライティングならば他のアイデアからのひらめきや視点切替ができ発想がふくらみます。
これならば、話し合いが苦手な子でも他の人の意見を尊重しながら、自分の意見を出す訓練になります。
アクティブラーニングにも有効ではと感じました。
親和図法
アイデアを分類化します。
経験則でアイデアは7つに分類(6 + その他)されるとのこと。
なので、”イーゼルパット”3枚を横に貼り、7つに区切った表を作成し分類しました。
ここで大事なのは、各分類名がテーマの答えになる必要があることです。
「~する」「~をやめる」といった次への行動につながる書き方が良いそうです。
”絵に描いた餅”では意味がないですからね。
そして、ポストイットの移動性の強みを改めて感じました。
ブレインライティングのアイデアポストイットをそのまま分類に使えます。
ホワイトボードに直接書いたのでは、このようにはいきません。ここにも効率性があります。
バタフライテスト
ペイオフマトリックス
バタフライテストはカラーラベルシールを分類名に貼り、投票します。
青のシールは ”実行が容易”、赤のシールは”効果が高い” です。1人それぞれ3つずつです。
チーム全体の評価と選択の傾向が一目瞭然です。
ペイオフマトリックス表に配置し、優先順位を決めます。
そして、実行し易く、効果が高いものから行動!!します。
おすすめ書籍
藤丸さんのお話しにあった書籍です。
ブレインライティングも載ってるそうです。さっそく、ポチっと買いました。
アイデア出しでは、文字だけではなく絵があると伝わり易いとのお話がありました。
ラクガキの効用について書かれた書籍です。
書籍の副題は ”パソコンも電子手帳もこれには勝てない ”でした。気になります・・・
これも、思わずポチっとしました。書籍代は1円で送料の方が高かったですが・・・
夢のホワイトボード囲み部屋(笑)
プログラミング教室でもホワイトボードでこどもたちとコミュニケーションを取りたいと考えていました。
でも、ホワイトボードは高額だし、出張授業の時はもちろん持っていけません。
3Mさんのホームページを見ていたら良いものがありました。
壁などに貼れる ” ホワイトボードフィルム”です。
なんか、部屋の壁がホワイトボードだったらカッコいいじゃないですか!!
いつでも話し合いができ、それが促進できそうです。
こどもたち同士でも、言葉だけでは伝わらないとき絵や図を駆使できればコミュニケーションが広がります。
そのような、こども教室が理想ですね。
これも、アクティブラーニングの一環だと思います。
最後に
ファシリテーションの技法だけではなく、プログラミング教室のヒントも頂きました。
大変貴重な時間でした。
遠く大阪から来て頂いた藤丸さん、faj富山のしまりんさんには大変感謝です。
ありがとうございました。
”まほうのかけら” をご覧いただきありがとうございます。