心に残った言葉を引用
・いい大学をいい成績で出た学生と、小学生からプログラミングをやっていて、何でも作れる人がいれば、私なら絶対に後者をとります(DeNA 南場智子氏)
・ 今の子どもたちが将来、社会にでるころには、どんな仕事についてもITの知識や技術が必要
・プログラミングは、物事には仕組みがあり、その仕組みは自分も操作できることを経験として理解できる
・プログラミングの世界は、答えが1つではなく、いくらでもやり方がある
海外のプログラミング教育事情
総務省HPより引用
この本を読み、プログラミング体験会(富山大学) での教授のお話を思い出しました。
「世界でプログラミングを学んでいる子どもたちは日本での仕事を希望している」
「理由は給与が良く、日本の子どもはプログラミングを学んでなくライバルがいないから」
日本は”なめられている”とのこと。もちろん、教授の主観もあります。
ただ、上記の表を見ると日本が取り残されてるのは事実です。
政府が小中高での必修化へ舵を切った理由も分かります。
日本は地域にもよりますが、中学校3年間でたった5~6時間の授業のみだそうです。
感想
当然ですが、プログラミングに肩入れぎみの書籍。
6つの理由に関しては、プログラミング以外でも養うことができます。
ただ、世の中、IT/プログラミングは生活に密着、浸透しています。
インターネット、スマホ、ATM、自動車、リモコン・・・・
プログラミングと聞いて”ピン”と来ない方も、知らないうちに恩恵を受けています。
生活に密着し、アイデア1つで世の中を変えられる仕組みです。
なので、プログラミングが”子どもたちの学びの選択肢の1つ”となるのは至極当たり前だと感じています。
車のエンジンの仕組みが分からなくても運転できます。インターネット、スマホも同様です。
小中高のプログラミング必修化は「使う側から作る側へ」との政府からのメッセージだと考えています。
エンジンの仕組みとは違い、IT/プログラミングを習得できれば全業種で活用できます。
高岡鋳物メーカー「能作」でも制作の過程で3Dプリンターも利用しているそうです。
伝統工芸、農業でもITが取り入れられはじめています。
コミュニケーションアップ、残業減、人材不足解消・・・アイデア1つで具現化できます。
アメリカのイノベーションを引っ張る5社(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)の
時価総額の合計が300兆円、日本の東証1部の時価総額の600兆円の半分です。
全てIT関連の会社です。アイデアをプログラミングで具現化して成功を収めています。
フェイスブックも”実名でつながりたい”というニーズとアイデアです。
それをHackというプログラミング言語で具現化しています。
超有名なWebサービスで使用しているプログラミング言語(外部サイト)
プログラミング習得は目的ではなく、あくまで手段の1つ。
でも、今後の子どもたちにとって”群を抜いて強力な武器”だと本書では伝えています。
勝手におすすめ
・子供がプログラミングをやってみたいと言ってるご家庭
・プログラミングを子どもへ教えたい方
・世界のプログラミング教育に興味のある方
・プログラミングで6つの理由を養う方法を知りたい方
”まほうのかけら” をご覧いただきありがとうございます。